超臨界技術

延命水は、南アルプス山脈の雄大な自然から採取した原水を使用し、超臨界技術を駆使して仕上げた特別な水です。

超臨界水 ~Super Critical Water〜

超臨界水は臨界点(374.2℃、221.2気圧(22.12Mpa))を超えた水です。

物質は、一般に固体、液体、気体のいずれかの状態ですが、温度と圧力を上げていき、ある時点(臨界点)を超えると、液体のように物質を容易に溶解し、気体のように大きな拡散速度を示す、液体と気体の両方の性質をもつ状態となります。この物質を「超臨界流体」と呼びます。(水の場合「超臨界水」となります。)二酸化炭素やアルコール、水などを超臨界流体にすることでそれぞれの特性を活かし、食品・エネルギー・環境・医療など幅広い分野での活用が可能です。

世界各国の研究機関においても超臨界水の大量生産は困難とされていますが、当社は一日に数トンの超臨界水を安定的に生産できる技術を確立しています。さらに、独自に開発した水の水素結合を切断する技術を駆使して、不思議な水「延命水」を生み出しました。当社の技術で製造された「延命水」は、高純度ガス(CO2)や有機材料を一切使用せずに、高温高圧環境を実現しており、既存の超臨界水とは全く異なる性質を持っています。そのため、人体に悪影響を及ぼす可能性がある従来の超臨界水とは一線を画します。また、「延命水」にはCO2、塩素、残留酸素などの不純物が含まれていないだけでなく、ミネラル四元素(K/Ca/Na/Mg)も一切検出されないという大きな特徴を持っています。

自然界の超臨界水

地球誕生時に最初に形成された水とは?
地球が誕生した際、高温高圧の環境下で最初に生成された水は、超臨界水であったのではないかという仮説があります。この超臨界水は「非循環水」として地球の深層に存在し、ミネラルを豊富に含んだ「海」にも見られるとされています。

大気中では水は100℃で沸騰しますが、海の深さが100mになると180℃、1000mになると312℃に達しても沸騰しません。水の臨界圧力は約2200mの深度に相当する水圧であり、海洋の平均深度が3800mであることから、地球上のほとんどの水は臨界圧力を超えた高圧環境下にあることがわかります。また、深海には地熱やマグマの熱によって400℃近い熱水が噴出する場所もあり、そこでは天然の超臨界水が存在する可能性が高いと考えられています。」

延命水の製造

「真空+圧力+熱」は主要技術となっています。

真空
圧力

非循環水         特徴と用途